アルバイトの新人研修

新人研修とは

新人教育も既存従業員の教育も一手に引き受けることになり、非常に苦労しました。特に、私は人に教えるという仕事が苦手で、ノウハウはおろかやり方すらわからない状態でした。そんな状態でしたので、最初の新人9人について半年はおろか3カ月も持たなかったのです(1人も!)。それが、ある「大切なこと」に気づくことによって、それ以降に教えた年齢も性別も違う23人が逆に1人も半年以内に辞めることはありませんでした。平均して3年はやってもらえましたし、最長で6年以上同じ店で働いてくれました。これは私のノウハウを教え子たちが続けてくれたおかげですし、それによって私自身も非常に楽に日々の仕事をすることが出来るようになりました。


新人研修にあたるには

東京でもアルバイトを求人して採用します。新人教育は、新人の入店が決まった時から始まります。何を教えるか気になりますか?教えるのは「このお店がどんな思いで新人を採用したのか」「新人も含めて従業員をどう扱っているのか」ということです。新人さんは不安に駆られているので、自分がどう受け止めてもらっているかを非常に気にしています。その中で、ある種の主役として受け入れてもらえる、新しい職場というコミュニティの中心に入れてもらうことによって、社会心理学でいう親和欲求(人と結びついていたいと思う気持ち)や承認欲求(自分の存在を認めてもらいたいと思う気持ち)を満たすことができ、このお店で働いても大丈夫そうだな、と安心することが出来ます。つまり、これを新人さんに覚えてもらうことによって初日退社などの早期退社を大幅に減らすことが出来ます。

新人研修で必要なこと

「笑顔で元気よくあいさつをする」これは新人さんやアルバイト従業員、正社員にかかわらず、お店作りをするうえで非常に大切なテーマです。これが出来ないお店は、実は非常に多いのですが、これが出来ないお店で従業員の安定雇用や売り上げや利益といった面で成功をしているお店はまずありません。あなたのお店は出来ていますか?いや、特にあなたや教える従業員さんは自分から積極的にこれが出来ていますか?相手の新人さんにとっても最初の印象が笑顔での元気な挨拶だったらどう感じるでしょうか?「このお店は元気で楽しそうなお店だな」という第一印象を与えられたらそれは“ここで働きたい!”のはじめの一歩になります。そして、第一印象というのはおよそ2カ月~6カ月は持続すると言われます。


新人研修時に大切なのは

従業員の定着化、戦力化に非常に重要な位置を占めている、ということなのです。「あいさつに始まり、あいさつに終わる、と柔道や剣道といったスポーツなどでは言われますが、仕事場というコミュニティではもっと必要です。そして、既存従業員が「忙しいから」とか、「疲れているから」といった理由でこれをおろそかにするところからモラル・ハザード、言い換えればルールの形骸化も生まれます。ルールやモラルの低い店も、従業員の安定雇用は難しいと言わざるを得ません。なんだ、そんなことかと思わずに、本当に出来ているかどうかを、新人さんが来たときは特に注意して見ていくことが非常に大切です。教えるのは「このお店がどんな思いで新人を採用したのか」「新人も含めて従業員をどう扱っているのか」ということです。